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九十九の奏の感想をつらつらと

9月購入作品がやっと1作品終わったので・・・・(あれ?10月発売勢まで1週間もない・・・・)
九十九の奏の感想をつらつらと書くことにしましょう。
以下、ネタバレを含みますので悪しからず。

九十九の奏~欠け月の夜想曲~ (SkyFish)">九十九の奏~欠け月の夜想曲~ (SkyFish)

あらすじ
東京の美術の専門学校に通う百日紅一二三は、単位のために町興しのボランティアに参加するために友人二人と生まれ故郷である葛折町へと向かう。
この街には古くから、古い器物を奉る習慣があり、それらの器物は九十九神と呼ばれる妖(あやかし)であると言われている。
それは依代となった人間に、恩恵を与える代わりに、心(記憶)や命(寿命)を喰らうという。
葛折町着いたその夜、一二三は二人の少女と出会う。
1人は包帯を全身に巻いた不気味な少女。彼女は九十九神ある「白蛇精」の形代を一二三に渡す。
白蛇性は一二三を待っていた、と言う少女。具現化し、一二三に襲い掛かってくる白蛇精。
そこに現れたのがもう一人の少女、伏姫。彼女は九十九神である「八房」を携え、一二三を守るために白蛇精と対峙する。
その夜、その出会いから紡がれる、人と器物、妖も物語。


感想
ちなみにSkyFishの作品は初めてです。
なんでこの作品に興味を持ったのかというと、久しぶりに伝奇モノみたいなのやってみたいなあと思ってて、
更新情報をチェックしてたら、CVに手塚りょうこさんや篠原ゆみさん、萌花ちょこ出るってなって、オウッとね。
作品選びではCV情報はかなり重要視する私です。
気になる包帯の少女「玉梓」のCVは???になってたんですが、PVが公表されて最後にチラッと喋った時に、「ふふ~ん、これはあの人だな。だったら買うしかねぇ」とかそんなんとか。

で、感想ですが。
一言で言うと「冗長」ですかね。
テキストがつまらないってわけじゃないですし、みんなキャラも立ってたので絡みもおもろかったのですが、
いかんせん起伏が足りない気がしましたね。
九十九神とのバトルが挿入されるわけですが、一二三は戦う力を持たないので、拳銃の形代の八房を持つ伏姫が戦いのメインとなるわけですが、
アクションも派手ではないですし、一二三の知策もいまいちパッとしない、というか「オォッ」とくるものがなかったですね。

基本的なプロットはかなり良かったです。
伏線はしっかりと回収されていましたし、不都合な点はプレイしている限りはなかったですね。
公式HPで事前に出ていた九十九神も12個しっかり出てきましたしね。
それもちゃんと意味を持たせてあったり、依代の立ち絵にそれとなく匂わせてある箇所があるのでそれも楽しかったです。

さて、エロゲーとして、ADVゲームの構成としてはどうか。
これには疑問を呈さずにはいられません。
公式から事前にBADも含め17個のエンディングが用意されていると発表されていたのですが、確かに17個エンディングがありました。
間違いない、うん間違いない。最初の選択肢で即BADとかヤンデレENDとか好きですよ。BADはいいんです、BADは。
問題はトゥルーエンドというか、ヒロイン個別ENDのほう。
まぁ、終盤の展開が変わらないこと変わらないこと。エピローグも「あれ?変わってなくね?」ってのがあったり、周回する魅力が少ないのはかなり痛いです。
多くエンディング用意してるから特に。
さらに、どれが真のトゥルーエンドなのか、メインルートがどれなのか分からないんですわ。
ルート固定もなく、ルート開放式でもなく、周回作業の部分でさらに「冗長」が加速するんです。
真エンド、メインエンドとかそういうのがあると「あぁ、ゲーム終わったー」って気がするので私は好きなのです。

Hシーンについても物足りなかったです。
思いのほか数やバリエーションは豊富だったものの、どれも短く、抜けませんでしたわよ。
あとは、全員に本番ありというわけじゃないのですし。
玉梓、玉ちゃんは物語的にしょうがないとしても、鳴ちゃんはどういうことよ?!
発売前は鳴ちゃん推しでしたのよ!OP・ED曲がつくげっちゅ屋で買ったけども、鳴ちゃん特典があったならそっちに吶喊してたくらいに!!
義理ならセックスしようぜ!絡もうぜ!せっかくの縞パン!オナニーだけじゃ物足りない!!むきぃぃぃいいいいいいいいい!!!!
はぁはぁはぁ・・・・。

なんか悪い点ばっかり上げてるような気がしますが、気のせいです、気のせい。
これは完全にネタバレになりますが、このゲームはですねぇ・・・・・
手塚りょうこさんが素晴らしい!!!
うん、個人的にはこれだけで買った価値がありましたよ。それくらいに「手塚りょうこゲー」であります。
上へ下へツンだりデレたりヤンだり狂気だったり・・・もうね、鳥肌立ちましたわ。
当初は玉ちゃんのCVであることは(個人的に)確定していたので、演技楽しめるかなぁと期待していたんですが、それ以上でしたね!
万年青聖月方面でもあんなに出番というか表情があるとは思いもよりませんでした故。
これは、手塚りょうこさんファンにはやっていただきたい作品です。
ネタバレも含んでしまうので、声を大にして「手塚りょうこゲー」とは言いづらいのが難点ですけどね・・・・。
もう一回言っておこう
手塚りょうこさんが素晴らしい!!!

お後がよろしいようなので、これで感想終わり!!!
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